本気で稼ぐための「アフィリエイト」の真実とノウハウ
「業界の裏話が暴露されている」という噂だったので、どんな話が出てくるのかと、ドキドキしながら読んでみた。
…ま、結論から言うと、業界外の人には衝撃かもしれないが、この業界に長い人間にとっては、わりと常識的な話だった。
たとえば「成果を承認しない広告主」。
アフィリエイトは上がった成果に対して報酬を支払う広告だ。しかし、成果が上がっているのに上がってないことにしちゃう広告主は、残念ながら、わりとよくいる。
経験的にありえない、桁違いに低い承認率から「ああ、この広告主はやっているな」とわかる。だから怪しい広告主を見抜ける「成果承認率」の公表を売りにしたASPなんてのも過去にあったくらい。
これは犯罪だ。
だが証明しようとすれば、その広告主の売り上げデータベースにでもアクセスするしかない。なのでアフィリエイターとASPで総すかんにするという方法で排除している。
「広告主のカモられ方」に書かれた、禁止キーワードを広告主の本拠地以外で夜中、休日に出すという手法も、よく知られた手法。
広告主同士が、互いに自宅で見つけて教えあったり、アフィリエイターが親しい広告主に表示された広告のキャプチャーを撮って送ってあげたりして摘発しているが、いたちごっこ。
まあ、この本に書かれているように…おっとっと…
本書で書かれている内容については事実としていろいろ知っていることはあるが、わたしはあびるさんのように、怖い方々を敵に回す気はサラサラないので、これ以上は書かない。
というわけで書かれている「暴露話」は、かなり一般的な不正だ。
ただ、この本が「えらい!」と思ったのは、ASPにかなりストレートな質問をして、公式見解を引き出していること。解答をよーく読むと、それぞれのASPの不正に対する立ち位置が示されている。
この本に関する感想はいろいろあるが、とりあえず「業界ブラックネタ暴露」についての感想のみ。
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