« 2005年10月 | トップページ | 2006年5月 »

売れる力学

「日本一高額なマーケティング・コンサルタント」 と呼ばれる佐藤昌弘氏が惜しみなくノウハウを公開した本です。

1章「どんな会社にも強みがある。それを活かせば必ず業績は上がる」
コピーライターとして企業にマーケティングやイメージ戦略を提案しているわたしが一番共感した章です。
実際多くの企業が自分の財産を自分で否定して、「なにか他にないか」と外を探しています。しかし、まず自分の持っている財産を適切に評価すること、これが一番重要であり、これができれば企業や商品を売れるものにする戦略はほぼできたも同然です。
この本ではその発見方法を「お客さんにこういう質問の仕方をすれば見つかる」と、自分で見つけるための方法を書いてくれています。

2章「できの悪いチラシや広告はこの点を直すだけでジャンジャン電話がかかってくる」
3章「たったこれだけの仕掛けで、最強のダイレクトメールが作れる」
4章「このオファーテクニックを使えば笑いが止まらないほど見込み客が激増する」
5章「魔法のセールストークでボツ客もたちまち現金に換わる」
これらの章は 「何度も繰り返し広告を出しているのに、なぜ効果がないのでしょうか?」、「チラシをいつ配ればいいのよくわかりません。タイミングはどう考えれば良いのでしょう?」、「ダイレクトメールを開封してもらうための、何か良い方法はありませんか?」、 「無料サンプルは、どう使うのがいちばん効果的ですか?」、「お金をかけずに、簡単に早く売上をアップしたいんです。何かいい手はありませんか?」など、具体的に、よくある疑問、問題点を挙げて、実践的な戦略を書いています。
たとえば「うちの3時のおやつはいつも○○堂さんの薄焼き煎餅です」などと、お煎餅屋なら、評判のケーキ屋さんなど、競合しない同業者にほめてもらうといった、すぐ使える戦略がいっぱいです。

6章「これさえ知っていれば成功する経営者になれる」
この章は起業しようという人向けの章で、辛口です。ひとの成功を見て真似しようとするひとたちをいさめています。

ともかく、信頼できる、具体性がある…などの点で、わたしが非常に評価できる本でした。
アマゾンのレビューでも読んだ誰もが絶賛しています。

| | コメント (1)

« 2005年10月 | トップページ | 2006年5月 »